我が園では10月からの収穫になっています。

一番美味しい状態を食べてほしいから完熟まで木の上で待機してもらいます。

現在糖度は21度

岡山県のJAでの出荷基準は糖度18度以上なので、十分味は乗ってきています。

10月に入ると他の産地では収穫が終盤になるところが多く、

品薄になってきます。しかし、終盤まで残していると緑から黄緑へ、そして黄色へ色が変わってきます。

緑ではパリッと、カリッとした食感で糖度も18度前後とさっぱりとした甘みで爽やかさが感じられます。

黄緑になると、パリッとした食感はあるものの、カリッとし食感はなくなり、糖度は20度以上、マスカット香が感じられ香りと甘みのバランスが取れた状態へと変化してきます。

黄色へ変化すると、パリッと、カリッとした食感はなくなり糖度は25度以上、ふんわりとした香ばしいような香りになり、飴のような濃厚な甘みへと変化します。

昨年までは緑色で大きな粒、房を目指していましたが、大きな粒、房になれば糖度が20度以上あっても

やはり大味な気がしていたので、

今年は粒と房の大きさを園主冨岡が一番バランスが取れていると思うものへ栽培の仕方を変え、

黄緑色で糖度20度以上、マスカット香も感じられるものを目指しました。

毎年何かしらの変化、チャレンジをしていますが一番は味わい深いものを、自分が納得いくものを作り、食べてもらいたいという気持ちです。

そんな気持ちで作られた２０２２年のシャインマスカット【俺王】は高温障害や雨の少ない気象でも、なかなかに納得いくものが出来たと思います！

また、以前の記事でも書きましたが、味を追求したため熟れ染みは発生しています。

市場では低評価の熟れ染みですが、味が乗っている証拠なのです！

バナナのシュガースポットと同じです！

市場ではお店に並ぶまでに時間がかかる、購入してもらうまでに時間がかかる、

売れ残ったら処分しないといけないから、日持ちをするものが高評価で取引されます。

しかし、我が園では園主冨岡が納得した物を朝採り、当日発送を行うのでお店のものとは一味違うと自信を持っています！

注文〆切まで後僅かです！年に一度の贅沢を是非冨岡ぶどう園の【俺王】でお楽しみください！